減薬、離脱症状、低血糖症を経てうつからほぼ回復。完治まであと少し。なぜうつが治らないのか、どうしたらいいのか、経験談を書きます。
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減薬は本当に苦しいです。私はうつ本体よりずっと辛かったです。仮に減薬の専門家に出会えたとしても何が起こるか、何が危険かは自分がよく知っておくことで不安を減らせます。
減薬したいと医師に伝えたとき、いきなり薬を大量に減らされても、それが危険かどうか判断できないければ、地獄の苦しみを味わうのはあなたです。繰り返しますが、体調が低空飛行であっても、一応安定しているならば、減薬の開始を急ぐことはありません。情報も少なく、何が正しいかの判断も困難です。時間をかけてよく調べ、検討をすることが大事です。少しでも楽に減薬できますよう。では、今日もお大事に
一生懸命探してください、としか言えません。私が減薬に取り組んだ頃(2010年前後)は、減薬難民と言ってよいほど「薬を止めたい人はいるけどできる医者が見つけるのが大変」だという印象でした。今はまだ情報があるかもしれません。近所の病院に片っ端から電話して問い合わせるくらいしかアイデアが思いつきません。
残念ながらこれが現実です。どうしようもないからと投げ出すわけにはいきませんが、減薬をするというのは、そういう大変な世界でスタートを切ることだとまず念頭において下さい。気楽に考えていると挫折します。専門家を求めるなら、根気よく探し続けてください。前回、書いたように減薬のスタートを焦ってはならないのです。
次善の方法は、減薬の知識が少なくても、協力的な医者のもとで試行錯誤することくらいでしょうか。医者が知らないなら自分でよく勉強するしかありません。そして、薬を減らしたことは医師に伝え、減らした量と症状の変化を逐一報告し、これからのプランを伝えること。とにかく情報を仔細に情報を共有すること。
医師が危険だから止めなさいと言わなければ、医者は専門家として了解した責任が生じます。正確に情報を伝えているわけですから。後から悪化した場合、医師が責任を患者に押し付ける事態は避けられます。それでも苦しむのは患者ですが…。
このような議論は、はっきり言えば治療の本筋から外れています。しかし現実がお粗末である以上、自分でよく調べることがわが身を守ることに直結するのです。では今日もお大事に。
心療内科での薬の処方が非常に危険である場合があるという話を以前書きましたが、それでも減薬を一人で勝手にやることは非常に問題があると考えます。
一人で勝手に減薬をして体調が以前より悪化した場合、医師の指示を守らなかった患者の責任として片付けられてしまいます。たとえ、医師が海外では殺人未遂レベルと言われるような処方をしていたとしてもです。本来、薬を処方した以上、専門家である(はずの)医師が最後まで責任をもって薬を抜くのが筋ではないでしょうか?
というとんでもない医師がいるようです。このような医師だと発覚した場合は、病院を変えることも検討してよいかもしれません。しかし、体調は悪く頭も十分に働かない状況です。減薬したいと伝えて自分の立場を悪くしても、健康時に比べて状況の改善に持っていくのも一苦労です。そのためにも十分な準備必要です。こんなことにまで患者が気をつけないといけない時点で異常ですが。
私個人の感想としては、抗うつ薬をいつまでも飲み続けていいとは思いませんが、よほど危険な副作用が出ていない限り、今日明日に重大な異変がそうそう起きるものでもありません。健康からはほど遠くても、当面は一定の不調な状態で安定します。ごく微量の減薬からスタートしても身体にそれ以上の大変な不調が生じる場合もあり、キレた医者を相手にする余裕はありません。想像以上に大変なので、減薬を焦るよりまず自分で事前に情報を集めることが大事です。この話はあと2回続きます。今日もお大事に